【一般質問】🐗わなの電子化
今回は豚コレラ改め、CSF (Classical Swine Fever:古典的な豚の熱病)対策を質問しました。
ちなみに最近豚コレラと言わずにCSFで統一されています。
コレラと聞くと人間のコレラを連想してしまいますが、コレラとは別物なので不安を煽らない様に11月から区別してます。 (昔は狂牛病と言ってたのがいつの間にかBSEになったようなものです)
狩猟に使う「わなの電子化」は、最近インターネット回線を使って、捕獲したら連絡が来るものや、カメラを見ながら操作出来るもの等、たくさん出て来ました。
市町村や個人で導入している事例はありますが、都道府県単位で2019年に入ってから、兵庫県や群馬県が相次いで導入しています。
岐阜県は今、年間15,000頭のいのししを捕獲する目標を立てており、日夜猟友会や市町村と連携して捕獲を進めています。
いのししの捕獲は、「わなの設置」に始まり、「毎日の見回り」、捕まったいのししがいたらその「運搬」の為にまた山を降りて複数人で捕獲に向かう等、負担が大きいです。
猟友会も高齢化し、こらからCSFとの戦いも5年以上続くとなると、正に岐阜県こそわなを電子化し、少しでも負担軽減をして、捕獲の効率化を進めるべきと思い質問しました。
将来的には岐阜県をジビエ大国にしたいという想いも有ります。
答弁は「年度内に試験的に導入し、成果を見ながら、来年度狩猟講習等でわなの電子化を推進する」というもので、岐阜県でも電子化が進む手応えを得ることが出来ました!
昨年から続くこのCSFとの闘いは、捕獲関係者の大きな負担で成り立っています。
少しでも負担を軽くし成果を挙げる為の技術を使わないのは損ですが、なかなか実物を見たり触ったりしないと敷居が高いです。
AI、IoTという言葉は並びますが、ただの「合理化、効率化」です。
なんだか有難いもののような気がしますが、「便利なら使う」というシンプルな話です。
人間イメージが湧かないとなかなか実感出来ません。
今回の質問はそんなに「スマート捕獲」や「IoT」なんて言っても大したものじゃないとうことが伝えたかったです。
これを機に色んな分野で便利な技術を導入して行けたらと思います。
僕の持論は「不便な所ほど、技術革新の恩恵を受ける」です。
東京みたいに公共交通機関が充実してるところは自動運転なんて無くても生きて行けますが、田舎のバスが廃止されて過疎化が進んでいるような所はその恩恵はめちゃくちゃ大きいです。
また競合他社が少ないので反対も少なく、メリットが上回るので、あとは敷居を下げるだけだと思います。
是非とも日本の新技術を岐阜で試してみてください! 引き続き頑張ります!
平野祐也を育てる会