大垣市上石津町視察
本日は同期の藤本県議と今井県議と一緒に上石津町地域事務所にて田中大垣市議のご案内で薪ボイラーと地産ヒノキ作りの牧田保育園の視察に伺いました。
大垣市と飛び地合併した5,400人の町ですが、非常に面白い取り組みをされています。
旧上石津町役場である地域事務所の暖房は地産木材の薪ボイラーで行っています。
薪は間伐材を使っており、地域の方が売れないような間伐材を持ち込み、買い取ることで地域通貨を発行します。
山林整備と地域活性化、温暖化抑制を纏めて行う非常に良い取り組みだと思いました。
その後、移住してきた方が経営するお店でランチをして牧田保育園へ。
総ヒノキで作られた保育園は入った瞬間に温かみを感じ、職人さんの匠の息遣いが聞こえて来るようでした。
「今の時代ではこれだけの建物を建てる職人がいない。
もう二度とこんな建物を作る機会は無いと当時の職人が本当に力を入れて作ってくれた」と誇らしげに語る田中市議が印象的でした。
住民総出でワックスを掛けたり手間暇かけて維持してきたそうです。
これだけの建物が作れる木材が日本にはゴロゴロ眠っています。
どう活かすか、どう山を守っていくか、里山を復活させるヒントを頂いた気がします。
また排出権には取り組んでいないそうですが、こうした市場が活用出来れば山村部と都市部の共存共栄が出来るかもしれません。
平野祐也を育てる会