岐阜県森林組合連合会訪問🌲
本日は岐阜市にある岐阜県森林組合連合会さんに伺いました。
岐阜県は日本の中でも面積に占める森林率が高知に次ぐ第2位です!
日本全体で見ても先進国の中で森林率は第3位と、世界で見ても森林が多い国です。
しかし国内で使用されている木材の内、国産材は3割超しか使われておらず、世界から輸入されています。
平野祐也も商社時代に木材の輸入や植林会社経営に関わっていた為、日本の林業問題には取り組んでいきたいと思います。
日本の森林を見てみると、高度経済成長期にスギやヒノキ植えて50〜60年が経ち、立派な木に成長しています。
しかし、当時はスギやヒノキを使った和風建築がメインでしたが、時代が変わり立派な大黒柱や梁の有る家は減り、洋風住宅が増えました。
結局消費者の需要と今の国産材とのミスマッチが起きています。
最近はバイオマス発電向けの木材需要が増えて国産材の出荷量は増えています。
しかし、昔の様に節が無く真っ直ぐな一枚板の「A材」と言われる一級品の需要が落ちてしまい、せっかく木が育っても建築資材や壁の裏材、チップ等に加工されて安価に売買されているのが現実です。
そうした結果、山の所有者が儲からず手間が掛かる山に興味が無くなり、管理が行き届かず所有者すら分からない山林が増えています。
また、木こりのイメージですが、林業を担う伐採業者も事故が多く危険なイメージも相まってどんどん減ってきています。
産業構造としても、植林から伐採まで非常に時間が掛かり、一代では完結しない難しさが有ります。
産業としての難しさ、時代の流れ、境界確定が難しい等、色々な問題が有りますが、昨今の台風被害等、防災面からも今のまま山林を放置出来ません。
皆さんも周りの山を眺めて、日本の林業の将来を想像してみて下さい。
是非ともご意見を頂きたいです。
平野祐也を育てる会