東北大学にて最先端半導体研究拠点を視察!

 

「産業のコメ」と言われる半導体ですが、近年AIの発展により更に重要性が増しています。

高まり続ける電力需要に対応するためにも次世代半導体の開発が世界的に進んでいます。

そうした中で日本で唯一「国際卓越研究大学」に認定された東北大学においては、その創設より産業界との連携を深めており、日本の大学が苦手とする商業向けの研究開発の一大拠点となっています。

今回視察に伺ったのは、「国際集積エレクトロニクス研究開発センター(CIES)」と「スタートアップ事業化センター」となります。

CIESは次世代半導体の共同研究を進めており、スピントロニクス融合半導体の事業化が進めば世界の半導体のゲームチェンジャーとなり得るものです。

かつては半導体大国であった日本の技術力を次世代半導体で取り戻して欲しいと思います。

また、スタートアップ創出拠点については、大学自らのファンドでテック系スタートアップの事業支援を行っています。

宇宙系スタートアップのispaceを始めとして多数のスタートアップを輩出しています。

東京一極集中とは言われますが、スタートアップ創出により更にファンドにお金が回り、次のスタートアップを産み出すエコシステムが機能しているのは素直に凄い環境だと思います。

東海国立大学機構の設置を含めて、岐阜大学もかなり変わってきました。

いずれは世界に羽ばたいて欲しいですが、岐阜県からそうしたスタートアップを輩出出来るような環境や研究拠点作りを進めて行きたいと思います。

また石巻にも伺い、震災によって打撃を受けた水産加工会社10社で石巻うまいもの株式会社を設立して、共同ブランドで売り込むというマーケティング戦略で頑張る企業の話も聞きました。

岐阜県も1社1社は小さくてもブランディング戦略を共通して売り込む等のアイデアは大変参考になると思いました。

見て聞いて終わらせないように、岐阜県を盛り上げて行きたいと思います。

平野祐也を育てる会

 
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